新年あけましておめでとうございます。
今年が皆様にとっていい年でありますように。
また、今年も皆様が美味しいお酒に出会えますように・・・こちらについては、
錦本店さんと、この、男・秋本めが頑張っていいお酒をご紹介いたします。
よろしくお願い申し上げます。
・・・と、やや遅い年始のご挨拶になり至極恐縮なのですが、ワインのご紹介を
させていただきたいと思います。
今回ご紹介いたしますのは、南仏のスペイン国境の近くに位置する産地、バニ
ュルスの第一人者、マス・ブランのご紹介です。

国境の近くというと、東海林太郎の「国境の町」という有名な曲があるせいか
(あの“ソリの鈴さえ、寂しく響く〜♪”というやつですね。)、ちょっと寒く、緊迫し
たイメージをついつい持ってしまいますが、(・・・っていうか、そんなイメージは
誰も持たないですか?その前にいう事が古過ぎますね。大変申し訳ないです。
しかもバニュルスは国境の町な訳ではないし、・・・トリッキーな事を書いて申し
訳ございません。)
バニュルスはとても暖かく、日が燦々と降り注ぐ、海岸もあるリゾート地です。
その地で古く(13世紀)からある秀逸な甘口ワインがこれです。

マス・ブランのバニュルスは糖度が上がるまで待って遅摘みしたブドウを発酵途
中でアルコール(ブドウ由来)を添加し糖分を残すことで甘口に仕上げる製法の
酒精強化ワインです。(もっと掘り下げて簡単に言うと、どんなお酒でも共通して
言えることですが、発酵とは糖分を酵母が食べてアルコールとガスに分解する事
を言います。
その途中でアルコールを加えると酵母は活動を止めて糖分が残るという寸法です。
この事をミュタージュと言います。)
バニュルスは、熟成度合、ミュタージュのタイミング(そして勿論ヴィンテージ)によ
って色々な顔を見せるのが魅力でありますが、今回ご案内いたしますバニュルス・
キュヴェ・ドクトル・パルセは熟成した酒と若い酒とをバランスよくブレンドした、
バニュルスワインのスタンダードと言っていいワインです。

ドライフルーツ(プルーン、イチジク)のような、またカカオのような香りが特徴で、滑
らかでいてトロリとした舌触り、そして大きく柔らかい印象の甘さと、それを滑らかな
酸と丸く量の多いタンニンが・・・と、なんか柄にもなく申し訳ございません。
とにかく言いたかったのは、ドライフルーツとかナッツ、キャラメルとかチョコレートとか
を搾ったような・・・搾れる訳ないけど、「搾った」とか言いたくなっちゃう感じがします。
このバニュルスは「チョコレートと一緒に楽しむ」世界の中でも最もユニークなワインと
言われます。
チョコレートを使ったケーキや、柑橘系や、ナッツ系のチョコレートの方がより合うと思
いますが、プレーンチョコレートでも勿論、口の中に入れてこのバニュルスを飲むと溶
けたチョコレートと絡み合い、とってもマリアージュ!

そろそろバレンタインのシーズンです。
プレゼントの種類は年々多様化されているようですが、やはりチョコレートが基本であ
ることは変わりありません。そこで、「たくさんチョコレート、貰うんでしょうから一緒にこ
れでも飲んで。」と余裕キメるのって、格好良くないですか?
手作りチョコ、ケーキの風味付け(・・・に使うのはちょっと贅沢かもしれませんが、特別
な日にはいいでしょ?)にもいいと思います。
もちろん自分で飲んじゃう用でも幸せな気分になれます。
栓を開けてもしばらくもちます。食事の後に、あと、パソコンを使うなど目を酷使するお
仕事の方、仕事の後にこういう甘い物を飲むと落ち着きます。
だからさっきのバレンタインプレゼントで使う場合、相手がそういうお仕事の時、(或い
は本をよく読む方とか、)「・・・後にこれを飲むととっても落ち着くの。」って渡してあげる
と喜ばれますよ。(・・・書いてて思いつきました。)
僕が言った他にも色々な物、空間、時間、楽しみ方のシーンがあると思います。
「こういうモノにお勧め、こういう時にお勧め」というのを発見されたらぜひ教えてくださいね。