厨膳こまつやの“甘いもの”
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8月20日(水)
『ほおずきのケーキ』

子供の頃
ほおずきを口で鳴らす遊びに興じる友人たちを尻目に
クールな振りして知らん顔してた。
ほんとは全くコツが掴めず1度も鳴らせたことがない。
ちょっと悔しい切ない思い出。
花言葉は「偽り」・・なんだかますます切なくなる。
沈んでいたら
秋田の上小阿仁村から「フルーツほおずき」がたくさん届いた。
なんと名前は「恋どろぼう」
かわいいネーミングにドキドキしながら食べてみると
硬いミニトマトのような食感。
甘酸っぱい果汁と香りが口いっぱいに広がる。
パンフレットを見てみるとジャムとかシロップ漬けとある。
う〜ん、この食感と瑞々しさがウリなのになぁ・・と悩んでいたら
お客さんに「ケーキに埋め込んで焼いてみたら?」と言われた。
なるほど、そうか。
アーモンドベースの軽い生地にほおずきの甘酸っぱい果汁がしみこんで
これは初めての味。・・?初恋の味??
今度はドイツに長く住んでいたというお客さんに
「あっちでは季節になるとチョコレートコーティングして
お菓子屋さんにいっぱい並ぶのよ。ほおずきなんて懐かしい・・」
と言われた。
へぇ〜、チョコレートと・・・。
へぇ〜、ドイツじゃ普通なんだ・・・。
・・と早速作ってみた。
甘酸っぱさが引き立つようにちょっとビターなチョコで。
ちょっとほろ苦い甘酸っぱさ。こっちも初恋の味。
ほおずきの花言葉
「偽り」なんかじゃなく
今日から「初恋」がいいよ、ね?

7月25日(金)
『桃のコンポート』
箱売りや籠売りの前から動けなくなるのは
私だけだろうか。
今が食べ時の食材が山と積まれ
今私たちを買わないでどうする?
・・と、無言の圧力。
暫し葛藤の時。
あ〜どうしよう。仕込む時間あるかな?
あ〜どうしよう。何ができる?
あ〜どうしよう。誰が食べる?
あ〜どうしよう。どうしよう。こんなにおいしそうなのに。
あ〜どうしようどうしよう・・・あ〜あ。
結局、果汁も贅沢にたっぷり絞って
コンポートになりました。
7月16日(水)
『桃のアイスクリーム』
桃の香りに誘われて、桃を手に取り深呼吸。
その香りに満たされて、皮をむく。
でも、果肉の味はその芳香とはちょっと違う。
きっと、この剥いてしまう皮の中に
何ともいえない芳香が隠されているんだ。
もったいないよなぁ・・と思いながらも
あの産毛がどうしても気になって
皮ごと食べる勇気はない。
そこで、皮ごと凍らせてミキサーにかけてみた。
丸ごと皮ごと完熟桃の
桃色アイスクリーム。
桃の香りごと、とじ込めました。


4月24日(木)
『グレープフルーツ』
グレープフルーツに旬があるって
知っていましたか?
私は、年がら年中同じ味で同じ状態であるものだと
何の根拠もなく思っていました。
フロリダ産のグレープフルーツは2月ごろ旬を迎え
今まさに完熟のとき。
パンパンに熟れたグレープフルーツは
程よい酸味と爽やかな甘みが広がります。
皮にちょっと傷があるからと
かご売りされていたグレープフルーツ。
生絞りをシャーベットにしました。
グレープフルーツは言わずもがなビタミンCが豊富。
ストレスや喫煙、寝不足や疲れに効果があります。
もちろん、飲酒にも。
グレープフルーツの清涼感ある香りは
精神安定にも効果的なんだとか。
いい感じに酔っ払って
口直しにさっぱりとグレープフルーツのシャーベット。
よし!もう一軒いこうか!!
・・・ってなっちゃうかな・・?
4月18日(金)
『リコッタチーズとヘーゼルナッツのタルト』
おなじみの『チーズ工房丸森』
好評の「カチョカバロ」や「ゴーダチーズ」の他に
「リコッタチーズ」も作っている。
「フロマージュブラン」と同じ、フレッシュチーズの仲間ですね。
イタリア料理によく登場します。
憧れの(?)カノビアーノ植竹シェフのルセット本に
『リコッタとヘーゼルナッツのタルト』が載っていた。
ヘーゼルナッツと合わせるだけの素朴なお菓子。
イタリアの家庭料理らしい。
「はちみつのアイスクリームを添えるとなお良い」
・・・なるほど。
明日は蜂蜜のアイスクリームをつくってみよう。

4月2日(水)
『いちごアイス』
まだまだ春が待ち遠しい1〜2月。
ファミレスではイチゴフェアが始まり
コンビ二はイチゴ味のチョコでにぎわいます。
果物屋さんでも一粒○百円の高級イチゴから
3パック千円!!のたたき売りまで・・・。
それでもガマンガマン。
もう少しもう少し・・・と待っていると。
4パック780円!
真っ赤に熟れたちっちゃい苺。
春先になると出始める小粒。
粒が小さい分果肉の白いところが少ないからなのか
酸味がジャムにするにはちょうど良いのか
この小粒のイチゴで作るイチゴジャムは絶品。
こまつやではこの手作りイチゴジャムを練りこんで
イチゴのアイスクリーム。
子供の頃
イチゴのアイスクリームを食べるとき
小さなカップの中にイチゴのかたまりを見つけると
すごく得した気持ちになった。
きっとそんな気持ちになった人、多いはず。
プチプチとイチゴの香りをたっぷり練りこんで。
10月22日(月)
『りんごのタルト』
10月に入ると
果物屋さんの店先にはりんごの山。
つがる、陸奥、ふじ、スターキングにジョナゴールド・・
たくさん並んでいるけれど
私の目は「紅玉、紅玉、紅玉・・・・」
「あ、あった・・・。」
隅のほうにこぢんまりとありました。
紅玉は、旬が短いのか、あまり作っていないのか
あっという間に並ばなくなってしまいます。
秋の陽気にボ〜っとしていると買いそびれてしまうから
見つけたらまとめ買い。
真っ赤に染まったりんごを眺めているだけで幸せな気分。
顔を近づけると甘酸っぱい香りにうっとり。
先ずは手始めにクッキーのようなタルトを作りました。
中に酸味の効いたジャムをしき
りんごのスライスをそのままのせてオーブンに。
部屋中りんごの匂いでいっぱいになります。

9月13日(木)
『花いちじくのコンポート』
便利な世の中になって
夏じゃなくてもスイカが食べられたり
冬になってもイチゴがあったりするけれど
やっぱり旬をきちんと守って
その季節にしか出回らない果物がある。
いちじくもそのひとつ。
おばあちゃんがあまーいあまい甘露煮を
炊いてくれてたっけ。
こまつやではあっさりふんわりと
コンポートに仕立てました。
とろんとした果肉の中の
プチプチとした食感がたまりません。
6月22日(金)
『チーズケーキ』
チーズケーキと一言で言っても
アメリカンスタイルのベイクドタイプから
レモンを効かせたレアチーズケーキ
メレンゲをたっぷり含んだスフレタイプと
いろいろあります。
更に、パティシエたちは
チーズの種類にまでこだわり
料理人の数だけレシピは存在するでしょう。
今回の甘いもの『チーズケーキ』は
スフレタイプ。
湯煎してゆっくりやさしく焼き上げました。
マンゴープリンに引き続き
懲りずに作ったマンゴーのアイスクリームを添えて。
6月15日(金)
『マンゴープリン』
今、宮崎が熱い。
マンゴーも宮崎特産のひとつ。
アップルマンゴーは一個五千円もするらしい。
マンゴーやパパイヤ、ライチやマンゴスチン・・・。
トロピカルフルーツは、香りも味も食感も個性的。
私が子供の頃は
トロピカルフルーツといえばパイナップルぐらいで
キャンディーやアイスクリームの香料で想像していたもの。
でも、その魅惑的な香りは
脳裏にずっと深く刻まれていて
いつか食べてみたいなぁ・・・と思ったものでした。
今じゃ、普通のスーパーでも並んでますものね。
ちょっと調べたら、マンゴーは美容にいいらしい。
カロチンやビタミンC、食物繊維が豊富。
『身体に良い』と聞いたら早速作るのがこまつやのモットー。
甘酸っぱい熟れた香りがしてきたら果肉をミキサーにかけて・・・。
この濃厚な食感と魅惑的な香りは
梅雨を通り越して、夏先取りです。
三百円でも充分にトロピカルな気分にさせてくれるマンゴー。
五千円のマンゴーだったら、天国に一番近い島まで行っちゃうかなぁ。
・・・・。
行きたいなぁ・・・・。
5月30日(水)
『イチジクと胡桃のパウンドケーキ』
ぷちぷちとした食感のイチジクと
ラム酒に漬け込んだ胡桃がたっぷり入った
パウンドケーキ。
アールグレーの香りがほのかに広がります。
イチジクは女性の味方。
食物繊維が豊富な上
たんぱく質分解酵素もたっぷり含まれているため
代謝を良くします。そうです、デトックス効果大。

まだまだ効用はあります。
ビタミンB1やビタミンC、カリウム、鉄、カルシウムなど
ミネラルが豊富なので
疲労回復にも効果があります。
だから、男性の味方でもあるんですね。
5月も残りわずか。
新年度も落ち着いた頃。。。
そろそろ、一息ついて
なんとなく気だるさを感じる今日この頃。
五月病かなぁ・・・とおもう前に
イチジクでも食べてゆったりお茶しましょう。
5月22日(火)
『ガトーショコラ』
ガトーショコラ、ガトークラシック・・・。
ケーキ屋さんの定番。
レストランの定番。
そして、バレンタインデーの定番。。
作り方は意外と簡単で
材料を順番に混ぜて
最後にメレンゲをタイミングよく合わせるだけ。

生クリームをたっぷりホイップして
濃厚なチョコレートに乗せて食べるのも美味しいけど
私はやっぱりアイスクリームかなぁ・・。
バニラ??・・いやいや
イチゴミルク。
イチゴの甘酸っぱさが濃厚なチョコレートに程よく。
『アポロ』世代はきっと納得するはず。

カルミラっていうお花のつぼみなんですが
アポロチョコに似てませんか?
5月22日(火)
『カスタードプリン』
昔むかし、子供の頃
母親がおやつに作ってくれた焼きプリン。
○ロゾ○のプリンも
昔は美味しかったなぁ。
とろけるプリンやなめらかプリンも美味しいけど
でもやっぱり、昔の記憶の中の
しっかり硬くてちょっとプツプツがあって
そして、ほんの少し大人の味がする
あの焼きプリンが食べたくて
色々試して作りました。

このプリンは、なつかしい
子供の頃、ちょっと背伸びをしたときの
あのほろ苦い味がします。
5月16日(水)
『いちじくのアーモンドタルト』

アーモンドパウダーをたっぷりと使った生地に
はしりの花いちじくを埋め込んで焼きました。
アーモンドの香りにジューシーないちじくがぴったりです。
5月11日(金)
『バナナとココナッツのタルト』

バナナのやさしい印象と
ココナッツのシャキシャキとした歯ざわりがポイント。
ほんのりと温めると
ミルクアイスとの相性抜群です。
5月9日(水)
お屠蘇気分も抜け、立春も間近という頃
南から始まる山菜も順調に北上を続け
今、東北は絶好の山菜日和!!

たらの芽、こしあぶら、山うど、行者にんにく、山ブキ、こごみ・・。
天ぷらや煮付けもいいけど、やっぱりさっと茹でておひたしが一番なんですよね〜。
山菜そのものの香り、えぐみを存分に味わえます。
でも、それじゃ、料理じゃない・・といわれそうなので・・・
山菜の味噌汁。・・これは本当に美味しい。
『山の恵みを頂戴している』
という神聖な気分にさせてくれます。
この、今時期しか味わえない、今の瞬間を感じて・・・
そうです、デトックス。山菜でデトックスしませんか??
5月8日(火)
「暦の上では立夏ですが・・・」
団地の真ん中に春が一面に広がっていました。

昔、母が子供だった頃は
いたるところにれんげ畑が広がっていたそうです。
最近は、『○○△△れんげ畑』・・なんて
作られた畑にでも行かないとなかなか出会えないもの。
私の時代は、れんげではなく白つめ草だったけど
今時の子達は首飾りとか髪飾りとかで遊ぶのかな。
蓮華草の根にはバクテリアが付いていて
これが稲にとっていい肥料になるとのこと。
田起こしをする頃は丁度お花が終わる時期で
一緒に土を混ぜて肥やしにするんですね。
スローフードとかスローライフとか
ロハスとか・・・そんなかっこいい言葉がまだなかった頃
昔の人たちは、ちゃんと、そんな生き方をしていたんだなぁ。
さてと、私はおにぎりと玉子焼きと軽めの赤ワインを持って
さわやかな五月晴れの下、ごろん。。。と。。
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