『YABANJINの日々雑感』
 
 2006年5月9日(火)「YABANJINの居場所。」

 〜クラシック音楽と珈琲と・・・Kleiber 《クライバー》〜

 朝方の3時迄『R.B』で酔客の相手して、くたくたに疲れて八乙女の家まで帰り、翌日 
 の12時にはロシアンブルーのランチに出る、などというもう38歳になる体にはいささ
 か無茶なシフトが週に2日ほどある。

 「ハァー、もうヤレヤレ」という何ともいえず体を引きずる様に店を出る。当然夕方6時
 には夜の営業が始まる訳だ。その間約3時間、どう考えても心と体のリフレッシュが
 必要なのだ。

 そんな時は適切な場所に身を置かねば店の経営などやってられない。最近、お客さ
 んに教えてもらった店で気に入っているのが、定禅寺通りと晩翠通りの角のモスバ
 ーガーの地下にある『クラシック・カフェ クライバー』だ。

 当然“YABANJIN”である私にクラシック音楽の知識などある訳もないのだが、良質
 の音を産み出すという、スピーカーから流れる音には何か、私を癒すものがある。

 目を閉じて心静かに落ち着けて、その音色に耳を傾けてみると、どうだ。フルートや
 バイオリンの高い音など、幾重もの細かい糸のように感じられて、指でつまめそうな
 気がするし、何という楽器やら分からぬが、低い音などはまぶたを閉じた闇の中か
 ら何やらごつい手が伸びてきて、ジーンズのヒザの内側あたりをリズムに合わせて
 バフバフと叩かれる様な錯覚すら覚える。

 そして又、ここはコーヒーもうまい。ストレートコーヒーはないが、上品にブレンドされ
 た豆を深煎りしたものと、浅く煎ったものと、牛乳コーヒーなるカフェ・オ・レ風のコー
 ヒーが楽しめる。

 何より熱すぎないのがいい。これは私の個人的な感覚なのか知らぬが、熱すぎると
 コーヒーの香りが損なわれるし、味も嫌な酸味が出る。ということで、これも私の好み
 だ。そしてオーナーの石垣氏は53歳で脱サラしてこの店を開いたという。
 飲食経験は無く、当然周囲の人間には反対されたというし、私も正直、難しいと思っ
 た。しかし『両親がそろって61歳で死んだのです。自分の今の年齢を考えると、残さ
 れた時間は限られているのかも知れない。だったら、好きなクラシックを一日中流せ
 る店をやりたかった...』という様な意味のことを、彼は決して流暢ではない言葉の運び
 で言った。

 こんな彼の人柄も、私を癒す要因なのだと思う。ふと『R.B』の常連であり、飲み仲間
 であるI村さんの事を考えた。彼も50代半ばにして自らの夢を歩き出した人である。
 彼の事は次回詳しく書くとして、とまあ、おもに疲れた仕事の合い間に私を癒してくれ
 る『クライバー』だが、先日お気に入りのGジャンを着て外出しようとしたら、ハンガー
 に掛けられたその丈が少し短く見えた。

 何だか嫌な予感がして触ってみると「ゴワゴワッ」としている。誰かが洗濯して縮んだ
 のだ!。
 聞いてみると女房が「いつもはクリーニングに出すのだけれど、水洗いしてみた。」と
 いうのだ。

 「何ということをしてくれたー!」と大声の一つもあげたかったが、グッとこらえた。
 「ハァー、もうヤレヤレ」という気分になった私はGジャンを諦めて『クライバー』を訪れ
 た。そんな時にも『クライバー』は私の心を癒す優れた店なのである。

 ★このお店の問い合わせ先 tel 022-214-1036

  
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「仙台のワインバー・レストランと言えば...
南欧創作料理とワイン ロシアンブルー

仙台市青葉区一番町三丁目4-23 佳月ビル3F tel・fax 022-268-8216
    店主 斉藤 司 (社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ
    営業時間・ ランチ 11:30〜15:00 ディナー 18:00〜24:00
無休

姉妹店 Wine Bar R.B
仙台市青葉区国分町二丁目1-1 19フジビル7F
tel・fax 022-267-3677
営業時間 夜7時〜午前3時